指揮官は攻撃面について「正直あまり良くなかったですね。ボールロストも多かったし、最初はスリッピ―なグラウンドになかなか順応しないなと思っていた」と反省しつつも、「とはいえ良さが見えるシーンもあった。思い切ってボールを動かすところと、動き出しのところと上手くできれば、より良いゲームになるかなと」と手応えも語る。

　「セットプレーから点が取れるのはすごく良い状況。とはいえ流れのなかからゴールを奪えるシーンがあった。そういう決めきる力が今後勝っていくうえでは、すごく重要なポイントになってくる。そこでのクオリティはもっと求めていきたいと思います」

　見事に初戦で実力を見せつけた昌平は、大会を通して、さらに決定力に磨きをかけて、日本一の座を狙う。

(文・写真＝多田哲平)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）