履正社イレブン

 取り組んできた裏への抜け出しを随所に披露し、CBの背後やサイドに流れて攻撃の起点を生み出す。

 0-0で迎えた後半7分には相手のハンドで得たPKを冷静に決めると、直後の11分には左サイドに抜け出して一人で局面を打開。深く抉ってゴール前にクロスを入れ、MF川端元(3年)のゴールをお膳立てした。以降も何度もスプリントを繰り返し、体力の限界を迎えても足は止まらない。

 「正直、後半の飲水タイムが終わってからめちゃくちゃキツかったんですけど、中盤を含めたDF陣がしっかり守ってくれていたし、大阪からわざわざ徳島に応援来てくれている方もいるので、そういう人の想いに感謝して試合をしようと昨日から思っていた。めちゃくちゃキツかったけど、勝手に身体が動いていました」

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)