見事なコントロールみせる帝京MF伊藤聡太(写真=会田健司)

 昌平のスタメンを知った際には「やってやろう!舐めんじゃねぇ!ってなりました」

 「ちょっと悔しかったというのは率直にあって、そのメンバーを日比監督が教えてくれた時に、みんなの目の色が変わって、(スタメンを)全員引きずり出してやろう!絶対勝ち切ろう!と力が強まったと思います」

 昌平としても前日の準々決勝、大津戦での消耗が激しく、選手を入れ替えて現時点でのベストメンバーを組んでいたが、結果として伊藤や帝京イレブンの闘争心に火をつけた。

 そして、準々決勝の岡山学芸館戦で2失点していた事も守備への意識を高める結果に。

 「松澤先生も山下先生もスカウトの動画を作ってくれて、それを全員で確認しながら、試合前もどこを気を付けるとか、こういう風に守備をやっていこうと話していて、(試合中も)声を切らさず確認し続けていたので、全員でフルタイム意識を高く集中して守れた」とコーチ陣が寝ずに用意したという分析を見て研究し、今大会5試合目で初めて無失点で乗り切った。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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