チームを優勝に導き、胴上げをされる山田耕介監督(写真=会田健司)
前橋育英(群馬)は 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)で12大会ぶり2度目の制覇を成し遂げた。
【フォトギャラリー1】帝京 vs 前橋育英
【フォトギャラリー2】帝京 vs 前橋育英
前橋育英を率いて今年で40年目を迎える山田耕介監督にとって、2009年のインターハイ、2017年の選手権に続き、3度目の日本一だ。
帝京との決勝戦は、前半から攻め込みながらもチャンスをモノにできない時間が続いた。
山田監督は試合中の心境を振り返る。
「決定的なチャンスを前半も外していた。こういう時はカウンターでやられるパターンが何回もあるので、それはリスクをマネジメントしながらやらないといけないぞと。もし点が入らなくても延長戦があるので、その延長戦覚悟で最後のほうはやっていましたね」
それでも後半アディショナルタイムの70+4分にFW高足善(3年)のゴールで、ついに均衡を破る。今大会ここまで無得点だった10番が決めた価値ある決勝弾だった。
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令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)