横浜F・マリノスユースの最終ラインを支えるDF畑野優真(写真=多田哲平)
トリコロールの2年生CBは、大舞台を経て、誇りと悔しさを抱き、また課題と向き合っていた。
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横浜F・マリノスユースは第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で惜しくも準優勝。決勝でセレッソ大阪U-18に延長戦の末に1-3で敗れ、7年ぶりの日本一とはならなかった。
「だいぶ悔しいです」と語るのは、DF畑野優真(2年)。
「でも、ただ悔しいだけじゃなく、ここまで来れたのは自分的には嬉しくて。僕は全国大会で決勝やベスト4に出たことがなかったので。追浜(ジュニアユース)時代も、関東予選で負けることが多く、中2の頃に参加したクラブユースU-15ではラウンド16でセレッソさんに負けていました。その時からセレッソさんは強いイメージだった。だからこそ今回、決勝で当たるとなって、めちゃくちゃ嬉しくて、楽しみなほうが強かったんです。だから終わった時も、やり切ったという感じが大きかった」
また以下のように続ける。
「合宿のなかでチーム全体に絆みたいなものが生まれました。日頃からきつい練習をしているからこそ、どれだけ押されても最後まで走り切れるのがチームの特長。相手が落ちてきた時に出力を出せる。今日の試合でも3点を取られてから、誰もが諦めずにやろうとしていた。そこはすごく良い姿勢だと思った。メンタリティや方向性の矢印がみんな揃っていて、成長を感じましたね。
僕自身、1個上の先輩たちに色々な助言をもらって成長できた。もちろん先輩たちを勝たせてあげたかったですけど、個人的にもチーム的にも、ここまで来られたのは、すごく誇りに思えること。恥をかくことはしていないので、下を向かず、胸を張って横浜に帰れると思います」
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▽第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会