明秀日立は竹花龍生(中央)のゴールで逆転勝利

 かたや、ビハインドを負った明秀日立は引き分け以上でグループリーグ突破が決まるものの、前半は精彩を欠いた。ハーフタイムには萬場監督から喝が入る。「何しに来たの。本気になって取り返しに行けよ」。

 明秀日立の選手たちはこのゲキに発奮。後半に入るとアグレッシブに前へと仕掛け、連動したボール奪取から鋭くREVENGER'Sゴールに迫った。

 27分、敵陣右サイドで吉田からのパスを受けた山崎がDFをかわしてゴールへと直進。最後は右足を振り抜き、強烈なシュートをゴールへと突き刺した。これで同点。

 さらに明秀日立の猛攻は止まらない。左サイドの竹花、右サイドの長瀬の突破力を生かしながら打開を図り、何度も決定的なチャンスを作り出していく。

 39分にはなんとか追加点を狙うREVENGER'Sにゴール前にボールを放り込まれるも、今野ら守備陣がはね返す。そして40分、スローインを受けた竹花がDFをかわして右足を一閃。見事なミドルシュートをゴール右隅に叩き込む。再三ゴールを脅かしていた1年生アタッカーがついに逆転ゴールを奪ってみせた。

 試合はこのまま2-1で終了。明秀日立が逆転勝利で決勝トーナメント進出を決めた。REVENGER'Sは惜しくも2連敗でグループリーグ敗退となった。

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【夏の大会グループリーグ REVENGER’S VS 明秀学園日立高校|試合フル】
突破へ残された道は勝利のみ。死力を尽くした戦いに走る緊張感。明暗や如何に!