森下監督らと戦況を見守る明神コーチ(写真=会田健司)

 さらに「まずは選手が成長すること。ユースですので、みんながプロになりたくて来ていますので、そこを目指すこと。選手が一日一日成長すること。プラス、チームが勝利をしながら成長すること。それが一番です」と、結果だけではなく、トップチームを目指し成長することが何より大事と語っていた。

 しかし、残留争いの中で終盤戦を迎えれば自然とプレッシャーが掛かり、内容よりも結果を求める声も出るかもしれない。そういう意味でもこの試合で自分たちのプレーを曲げず、気持ちで相手を上回ったことで勝利したことは大きな意味がある。

 今季3勝目を挙げたが残り7試合で依然として順位は最下位。この勝利をきっかけに快進撃が始まるか、ガンバ大阪ユースと明神コーチにとってはこれからが本当の試練だ。

 (文・写真=会田健司)