昌平は聖望学園を破り8強入り(写真＝多田哲平)
この選手権予選に臨むにあたり、指揮官は選手たちに”想いの強さ”を強調したという。
「選手権は特別な大会。この舞台を夢見てサッカーを始めた子どももいっぱいいるでしょうし、実際に今いる彼らもそうだと思う。そういう想いを持ってやるのは凄く大切ですし、その想いを持っているからこそ、いつも以上の力を発揮できることもある。そこで強い気持ちを持とうと話をしました」
そして全国制覇を逃した今夏のインターハイの悔しさも、小さくない糧になっている。
「インターハイでは3位という悔しい結果になりましたけど、それを通して、次の全国大会の舞台であるこの選手権でタイトルを獲りたいと、間違いなく選手たちも強い想いを持ってくれた」と藤島監督は話す。
昨年の雪辱を果たすためも、夏に届かなかった全国制覇という大目標を遂げるためにも、まず目指すは全国への切符だ。立教新座との準々決勝にも熱い気持ちで挑むに違いない。
(文・写真＝多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選