鋭く正確なFKは中村俊輔直伝だ(写真=多田哲平)

 「この大会はいろいろな想いが詰まっている。”自分の大会”にしたいなと」

 第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック準決勝で東海大高輪台をPK戦の末に下した実践学園は5年ぶりの全国出場をかけて決勝に臨む。

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 キャプテンのDF百瀬健(3年)は、この大会に並々ならぬ覚悟を持っている。高校最後だからというだけではない。

 「大会前の決意表明会では本当にいろんな人から応援してもらえていると思えたし、小中学生の時から支えてくれる人もいて、鈴木(佑輔)コーチをはじめ多くのOBの方の想いも感じる。ピッチに立てず悔しいはずなのにスタンドから声援を送ってくれるメンバーもいる。そういう人たちの気持ちを背負ってプレーしなければいけないし、だからこそ試合中にどんなに苦しくても『諦めない』と思えるんです」

 大きな期待は時に重圧となる。それでも百瀬はプレッシャーを力に変えてきた。支えてくれる人や応援してくれる人の想いに応えるには、プレーで返すしかないと分かっているからだ。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選