「去年の選手権も初戦で負けてあっけなく終わってしまった。それがすごく悔しくて。『もう終わりかよ』って。自分がキャプテンになった今年は、その悔しい想いをしないと誓って、全国での戦い方を意識して徹底してきたんです。この大会に向けて本当にいろんなことを準備してきました。でも結果は……、甘くなかったですね。悔しいです」

　2年次に味わった無念を晴らすべく臨んだ今大会も、初戦の壁に阻まれた。それでも瀬戸は「ただ、心残りはないです」と語る。

　「去年と違って、今年はめちゃくちゃ楽しめました。3点取られた状況でも楽しくプレーできました」と話す顔には当然ながら笑顔こそないが、やり切ったという達成感が滲む。

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