履正社DF西坂斗和(写真=会田健司)

 そしてスコアレスで迎えた後半立ち上がりの42分、ショートコーナーからワンツーで抜け出した名願が上げたクロスに「セットプレーでああいう形は練習していて、(名願)斗哉が良いボールを蹴ってくれたのであとは当てるだけで、落ち着いてゴールに入れられて良かった」とファーサイドで待っていた西坂がヘディングシュートをゴールにねじ込んだ。

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 この日の西坂はこれだけでは終わらない。さらに49分、右サイドをMF16森田夢生(2年)が突破し中に入れると、名願がヒールで流したボールに走り込んで「古田と名願が(中で)しっかり潰れてくれてフリーだったので、あとは枠に入れる事だけを考えて振り抜きました」と左足を一閃。アウト回転の強烈なシュートがGKのニアサイドを打ち抜きゴールネットに突き刺さった。

 「今日は先制点を取れてプレミアよりもちょっと嬉しかった」と口にした西坂。やはり全国大会で大事な先制点を決めた喜びは大きかったようだ。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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