岡山学芸館のGK平塚仁(写真=矢島公彦)
第101回全国高校サッカー選手権で優勝を果たした岡山学芸館(岡山)のゴールマウスを守ったのは、2年生GK平塚仁だった。
目標のベスト4入りまでに好セーブを連発すると、国立の舞台で行われた準決勝以降も、高校ナンバーワンFW福田師王(神村学園)のPKを止めるなど値千金のシュートストップを披露してチームの日本一に大きく貢献。父親の平塚哲二がプロゴルファーというだけでなく、確かな実力を証明して一躍名をあげた。
平塚には野心があった。
「みんなが見てくれている大会で活躍して、名を上げたいと思っていました。小さい頃からこの選手権を見てきた。高校に入って、いろんな人に見てもらって、2回前の大会で注目された熊倉(匠)選手(元・山梨学院/現・立正大)のようになりたいなと。チームとして勝ちたいというのが一番でしたけど、個でも目立ちたかった」
▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権