正智深谷は危なげなく初戦を突破した(写真=多田哲平)

 悔しさを晴らす1年の幕開けだ。

【マッチレポート】正智深谷 vs 滑川総合

 第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選の2回戦でまさかの早期敗退を喫し、この新人戦では2年連続での支部予選からの登場となった(選手権予選ベスト8以上は支部予選免除となり県大会からの参加となる)。さらに昨年はS1リーグ(県リーグ1部)で終盤まで優勝争いを演じながら、あと一歩で戴冠を逃している。

 小島監督は昨年を「難しかった」と回顧する。

 「新人戦から関東大会へ行って、その後に伸び悩んだ。コロナの影響で合宿ができなかったり、夏には3試合くらいしかできなくて強化があまりできなかった。夏明けの県リーグで合わせていくような感じだった。夏にもっとガッチリ準備しないと、やはり難しい。ギリギリで競ってくるチームに対して振り切れなかった」

 奮起のために重要なのは「エースを作ること」。今年は「1.5軍くらいの選手が多く、全体的に実力が接近しているのが特長」だが、それでも絶対的な存在の必要性を指揮官は説く。

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▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)