昨年、府リーグ2部で優勝し、公立校で唯一となる1部所属となる摂津は「今大会は色んなカテゴリーのチームで戦ってきて、摂津高校としてみんなで優勝を目指す」(上田監督)と今大会でチームの底上げにも力を入れる。
植田監督は「去年もそうだったんですが、今年もBチームやCチームでやっていた子たちが多いのでこれからの成長が楽しみです。去年のチームもスタートの段階では力もなかったんですが、本当に日に日にトレーニングで改善していって勝負強いチームになっていきました」と昨年同様これからのチームだと話し、「今年は1部の舞台でやらせてもらえますので、プリンス昇格を目標にしてやっていきたい」と意気込み、「激戦区の大阪でそういう高校が出てくることで、また公立高校としても私学と渡り合えるということを発信していけたら」と大阪の公立校を代表してプリンス昇格を目指すとコメント。
そして「優先順位としては相手の背後、相手のラインが下がった時には間に付ける。相手の状況を見てサッカーをするということを去年のチームから継続してやっています。相手が下がってきたら短いパスで食い付かせて、ハイラインになった時には長いボールを使いながら、彼らの特徴も活かしていけたら」と、目指すサッカーについても言及。
大阪公立大会については「今回が第一回ということで、予選を通して色んな公立校のここにかける想いが伝わってきて、決勝T1回戦もギリギリの戦いで、3回戦も0-1からの逆転でした。新人戦がなくなったところにこの公立校大会が入って、今までだったらプレシーズンでTMが続くところだったので、選手にとっては公式戦を戦える貴重な機会。本気の勝負の中で硬さがでたり、TMとは違った雰囲気の中で出来るので凄くありがたい」と話した。
「第一回大会ですので初代チャンピオンにうちがなれるようにと思っています」
優勝候補の本命として各チームの挑戦を受けながら、初代王者を勝ち取りに行く摂津。その摂津は11日に準決勝で大冠と対戦する。
(文・写真=会田健司)
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▽令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和4年度東京新人戦(新人選手権大会)