「昔からドリブルは自分の感覚みたいなものがあって、それをコーンを使って練習しながら磨いてきました。相手を見てなるべくスペースにボールを動かしていく感じですね。三笘選手の動画はたまに見ますけど、ひとつのアイデアとして参考にするくらい。まずは自分の感覚を大事にしています」
そんな高橋が名をあげたのは昨秋。10月に第101回全国高校サッカー選手権千葉予選・準々決勝の流通経済大柏戦で圧巻のドリブルシュートを決めて大金星の立役者となると、12月にはU-16日本代表に選出された。U-16日本代表の活動は体調不良のために惜しくも辞退することになったが、一部で名を知られる存在となった。
参加辞退を反省して「体調管理に気を遣うようになった」という高橋は、一方で関東トレセンに参加してプレー面でも小さくない刺激を受けたという。「強度が全然違うし、プレスが早くて、まだまだやらないとダメだなと感じました。守備はもちろんだし、ドリブルももっと早い段階で仕掛けたり、間合いを考えないと」と課題を話す。
【次のページ】 中央学院の三笘薫だ!魅惑のドリブラー高橋旺良に注目(3)
▽令和4年度千葉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度千葉新人戦(新人選手権大会)