デンソーカップでは大学生相手に攻守で奮闘(写真=多田哲平)
4月からは、この高水準の戦いに自分も日常的に身を置くことになる。根津は「ボールにたくさん関わって、チームの攻撃のテンポを出していくことは意識しているので、大学でもプレースピードが速いなかで、自分がボールを握ることはやっていきたい。当たり負けはしないけど、ただ足が速い方じゃないので、瞬間的な動きのスピードをつけていきたいなと思います」と課題を語った。
4年後に目指すはプロ入り。法政大学を選んだのも前橋育英から法政大学を経てプロ入りした「田部井涼さん(ファジアーノ岡山)や飯島陸さん(ヴァンフォーレ甲府)に憧れたから」だ。
それゆえに、このデンソーカップを戦いながら「自由にさせてもらえないなかでも、もっとやっていかないとプロの道も切り開けない」と目標までの道筋を意識し、「大学では素晴らしい先輩方の背中を見て学びたい」と向上意欲に溢れている。
最終的にはA代表に入ってプレーしたいという目標がある。
「苦しむ4年間だとは思うけど、負けずに自分自身と向き合って、4年後にJ1の舞台で戦える身体作りをしたい」
そう言って再起を誓った。
(文・写真=多田哲平)
▽第37回デンソーカップチャレンジサッカー
第37回デンソーカップチャレンジサッカー