「新チームが始まって少しずつチームの形が出来ていく中で、パスありきの上手くいかない時期もあって。色々考えていたんですが、自分の良さである"ゴールに向かうプレー"をもう一回やってみようと今大会は意識してやっています」と悩んだ結果原点に立ち戻った山下。「ゴール前の動きだったり引き出すことだったり、そういうところでチームに貢献したい」点を取ることでチームを引っ張る覚悟を決めた。

 昨年は夏以降調子が上がず、プレミアでの出番も限られていたが「調子が上がらなくてと言うか、それまでが実力以上に調子が良かっただけ」と考え方を変え、「(FW山下)基成さんと俊瑛さんのプレーをみながら勉強させてもらいました」と先輩たちのプレーをみて吸収していった。

 中学の時はチームに絶対的なエースがいたため点を取ることばかり考えていたという山下だが「大津に入ってからは学年の中ではチームを引っ張っていけるようになった」と大津に入ってからはチーム全体の事を考えられるように成長した。

 「やっぱり去年できなかった全国制覇が目標。インターハイと選手権とプレミアで得点王になりたい」

 背番号9は点を取ることでチームを引っ張り大津を日本一に導くつもりだ。

▽サニックス杯ユースサッカー大会2023
サニックス杯ユースサッカー大会2023