柳ヶ浦は4位ながら確かな実力を垣間見せた(写真=多田哲平)
「新人戦は本当たまたま勝ててしまったというところがあります。まだ危ういと言いますか、波が大きいチーム。コンスタントに力を発揮できるようなメンタリティの部分が育っていない感じですね。先に点が取れれば『やるぞ』と乗れるんですけど、先に入れられるとひっくり返せない。失点した後の振る舞いとか、そういうメンタルの部分はこれからまた鍛えていかないと」
もっとも、0-2のヒバインドから終盤の2点で追いついた大阪学院大高(大阪/2位)戦ではなど、粘り強さを垣間見せる試合もあれば、最後の三重(三重/1位)戦以外は4戦すべてで複数得点を挙げている。確かな実力を示したのも事実である。
安定感さえ身につければ、一気にさらなる飛躍を遂げそうな予感が柳ヶ浦にはある。
「まだ春休みも10日前後ある。セカンドチームから上がってくる選手もいるでしょうし、トップチームから下に下がる選手もいる。それに新入生もまた入ってきますから、全員で切磋琢磨しながら4月のリーグ開幕に向かっていけたらいいかなと思っています」
有門監督はそう言って、これから始まる新シーズンを見据えた。
(文・写真=多田哲平)
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