川崎フロンターレU-18のMF由井航太は憧れでありライバルだ(写真=矢島公彦)

 「前橋FCでもチームメイトで、その時からすごく仲良くさせてもらっていたし、シュート練習とかも一緒にやってきました。FWとしての心構えだったり、どこを狙ってシュートを打っているかは小野関さんを見て学ばせてもらったんです。一緒に試合に出て間近でプロになる選手のプレーを見られたのは大きかったですね」

【マッチレポート】帝京 vs 健大高崎

 そして中澤に刺激を与えている存在がもう1人いる。小学校時代に駒林SC(神奈川)でともにプレーしたMF由井航太(川崎フロンターレU-18/3年)である。

 由井はU-18日本代表にも名を連ねる年代屈指の司令塔。中澤にとっては、小学生時代からの憧れであり、ライバルだ。

 「ずっと追いかけている存在。スター性があって、センスもピカイチで。小学生時代、僕らは航太に勝たせてもらっていたようなものでした。その時からアイツが目標だった」

 小学校を卒業する段階で、由井が川崎フロンターレのアカデミーへ進む一方、中澤が群馬への越境を決めたのは、由井の影響が大きかった。

【次のページ】 健大高崎のエース中澤慶次が追いかける”ライバルの背中”「小学生時代からアイツが目標」(4)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 関東1部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 関東1部