殊勲の決勝ゴールを決めた中川は「普段と違って天然芝だったので慣れるのに時間がかかってしまって、押し込まれる時間帯もあったんですが、そこはチーム全体で身体を張って守って失点しなかったのが大きかった」と序盤を振り返り、「相手のSBが僕にピッタリついてきたのでちょっとやりにくかったですが、得点シーンはカウンターだったのでフリーになれた」とゴールシーンを振り返った。

 前節の名古屋グランパスU-18との開幕戦を5-2で落とした広島ユース。後半途中まで2-1とリードしながら、連続失点で逆転を許した。中川はチーム最多となる5本のシュートを放ちながら「めちゃくちゃ外してしまって悔しかった」とゴールを決めることが出来なかった。

 それでも「一回負けたぐらいでは終わらないので、すぐ次に切り替えて、"次は絶対勝ち点3を取ろう!"とみんなで練習から意気込んで声を出してやってきました」と敗戦を引きずらず、次の試合でゴールを決めしっかり結果を残した。

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