八戸学院光星を率いる畑中孝太監督は試合前に「前半はとにかく0で抑えたいけど、ゴール前に引くのでは無く高い位置をキープしよう」と選手を送り出したという。しかしそこは、百戦錬磨の青森山田。精度の高いプレーと、色々とプレーに変化をつけてくる青森山田の攻撃に押し込まれる時間帯が多くなってしまった。
「ほとんどの時間が攻め込まれていたけど、その中でもゴールを奪いに行くというのが、サッカーの醍醐味なので守って守ってPK狙いなどは全く考えていなかった」という。その証として八戸学院光星 のMF7鳴海龍之介(2年)が中盤でチャンスメークし、左サイドのMF18本多風汰(3年)の俊足を活かしたプレーなどシュートまでは行けなかったものの、ゴールへの可能性は見出していた。
結果的には、後半2失点してしまいゴールは奪うことは出来ずに敗れはしたものの、新人戦では開始10分以内に3失点してしまった経験を活かしての今回の戦いで得たものは大きかったという。
「やってきている事は間違っていないと思うので、これからの質の向上など基準を高くしていこうと、感じています。本当に色々な財産を貰った」と、今回の敗戦で得た経験を語ってくれた。
今年県内2大会でファイナリストとなった八戸学院光星。2023年度第102回全国高校サッカー選手権大会出場のために絶対に乗り越えなければならない「大きな壁」に挑戦するため、ここからまた新たに冬に向けて始動する。
準優勝の八戸学院光星は青森県第二代表として、東北高等学校サッカー選手権大会に出場する。
(文・写真=古部亮)
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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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