今大会で10番を託されたMF柚木創(写真=多田哲平)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選決勝トーナメントで流通経済大柏は、千葉明徳との準決勝に3-0で勝利し、決勝進出を決めた。
この試合で貴重な先制点を決めたのは柚木創(2年)だ。高い技術と視野の広さが持ち味のアタッカーは43分、ゴール前で左サイドからのクロスを受けると、柔らかなタッチから右足を振り抜きゴールネットを揺らした。
「1回ワンツーをした時点で、相手がズルズル下がっているのは把握できていました。相手が長身のFWを警戒していたので上手くスペースに入り込めましたし、クロスをくれた(渡邉)和之とはいつも練習から連係が取れていて、今回も自分を見てくれていた。ファーストタッチも上手くいったし、GKを見るより、もう枠に入れることを考えていました」
柚木は得点シーンそう振り返る。スピーディな崩しのなかで状況を細かく見極められているその落ち着きぶりにセンスを感じさせた。
プレミアリーグでは16番で登録されているが、今大会は2年生ながら10番を背負う。指名された時には「ビックリした」というのも無理はない。なにせ全国区の名門のエースナンバーである。重圧も相当なものだろう。
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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選