横浜F・マリノスユース戦では決勝ゴールを決めた(写真=多田哲平)
ハイレベルな舞台での戦いを通じて培ってきた対人能力だけでなく、今年はゴールに絡む仕事も増えた。
9節の青森山田戦(1-1)では右サイドを駆け上がってパスを受けると、胸トラップで前方へと落とし、そのままゴール左隅へとシュートを突き刺した。
さらに11節の横浜F・マリノスユース戦(3-2)では、後半アディショナルタイムにCKをヘディングで合わせて値千金の決勝ゴールを決めてみせた。この試合ではハンドで失点につながるPKを与えていただけに、余計に喜びが膨らむ。
「SBとして守備で負けないことももちろん大事ですけど、昨年は点数があまり取れていなかったので、今年は点に絡むことを強く意識しています。攻撃でも貢献できるSBにならないといけないと波多(秀吾)監督とも話したし、自分でも課題だと思っていました。そういう意味で、少しずつゴールにつながるパスやアシストができるようになっているし、自分でゴールも取れている。そこは成長できている部分かなと」
そう攻撃での手応えも口にする佐藤。攻守に渡って奔走する右サイドのダイナモに注目してほしい。
(文・写真=多田哲平)
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