浦和レッズジュニアユースから武南へと進学し、1年次からトップチームで存在感を示してきた松原は、U-16日本代表候補にも選ばれた実力者だ。しかし昨年度までの2年間は全国の舞台に辿り着くことはできなかった。やっとの想いで手にした全国切符なだけに、喜びもひとしおだ。

 「全国に行きたくて武南に進学してきたけど、1年の時は決勝で負けたり、2年の時は全然結果ができなくて不安になったり……。なので全国出場が決まった時は嬉しすぎてあまり覚えていないです(笑)。武南のメンバーの大半は全国大会が初めての経験だし、自分も高校に入ってからは初めて。緊張やプレッシャーはあると思うけど、それに打ち勝っていきたい」

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)