武南MF松原史季(写真=会田健司)
そして1番手のキッカーとして挑んだPK戦では枠の上に外してしまいまさかの失敗。今まで公式戦ではPKを外したことがなかったが「自分では思っていなかったんですが心のどこかで"大丈夫だ"という油断があったのかなと思います。PKは運って言いますけど、練習を重ねることで技術も付いてくると思うので、そこはしっかりもう一回練習したい」ともう一度見つめなおしたいと話した。
「進路のこともあるので、自分は勝手に3年生はインターハイの方が大事だと思っていたんですが、こうやって応援してくれている両親や、足を運んで応援して下さったOBの方々の期待に応えるためにも、やっぱり冬も全国に出て今度は負けても悔いが残らないようなゲームをやりたいと思いました」
松原の高校初の全国大会は不完全燃焼に終わってしまった。だからこそ選手権への想いは一層強くなった。選手権では本当の自分のプレーを、本当の武南のサッカーを披露して、今度こそ応援してくれる人たちの期待に応えるつもりだ。
(文・写真=会田健司)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)