青森山田のDF山本虎は危機感を抱いている(写真=多田哲平)
北海道旭川市で開催されている令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)で、優勝候補筆頭の青森山田(青森)は3回戦で明秀日立(茨城)に0-1で敗れ、準々決勝進出を逃した。
2年ぶりのインハイ制覇を誓って臨んだ今大会だったが、年代最高峰のプレミアリーグEASTで首位に立つ超強豪校にとっては早すぎる敗退となった。
試合後、青森山田のキャプテンDF山本虎(3年)は「自分たちの力不足しかない。三冠を目指してきたなかで、それがなくなったので、悔しいしか言えないです」と失意を口にした。
さらに「プレミア首位ですけど、そんなのは本当の実力じゃないと思う」と、足元を見つめ直し、危機感を強める。
「みんな負けた後に涙を拭っていましたけど、その前にもっとやるべきことがあったんじゃないかなと思っています。夏には合宿をやりますし、プレミアリーグ再開まで、自分がキャプテンとして二冠を取るためにやらないといけない危機感が生まれました」と悔しさを吐露し、最後まで強豪・青森山田のキャプテンらしく振る舞った。
(文・写真=多田哲平)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)