鈴木監督は悔しさを滲ませた(写真=会田健司)
鈴木監督は準決勝で満足いく戦いができなかったことについて、「選手権の国立(ベスト4以上)で勝つことを考えると、準決勝の戦いは、やっぱり彼らの心の隙とか油断とか、慢心とかがあったかもしれない。そして、それがきょう最後のPKにつながったかもしれない」と話し、「そういう意味では少年から青年に、大人に変化していかないといけない」と続ける。
課題は明確。「どの戦いにおいても動じないこと、自分たちに矢印を向け、スタイルを出すこと。そして途中から入ってくる選手がその爆発力を下げないこと。交代選手はいますけど、やはり今は温度差を感じる。冬の選手権は気温が低いなかだが5試合、6試合を戦わなければいけないので、選手の層を厚くしていかなきゃいけない。そして、きょうはチャンスがありましたし、たとえシュート数が少なかったとしても決める。そして相手には決めさせない。そこをもっと追求していかないといけないなと思います」。
鈴木監督はそう言って、冬の国立でのリベンジを誓った。
(文・写真=多田哲平)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)