その後は出場48校の紹介。総体予選で4強入りした武南、浦和南、昌平、正智深谷から始まり、次々に高校名がアナウンスされると、各校がキャプテンの「起立、気を付け、礼」の号令に合わせて選手たちは紹介に応えた。

　続いて行われた武南のキャプテン前島拓実による選手宣誓は、「我々の熱い想いで、寒い冬を燃える冬に変えて見せます」という気持ちのこもったものだった。そして、その後、ついに抽選が行われ、会場は徐々に熱気を増していった。

　各校のキャプテンが一人ずつドローをしていき、電光掲示板に映し出されたトーナメント表がシード校から徐々に埋められていく。抽選会途中には時に「おおー」といった歓声が上がる瞬間もあった。そして48校すべての高校名が反映され、組み合わせが決定。トーナメント表が移る電光掲示板を見る選手たちは戦いへのモチベーションを高めている様子だった。

　なお今予選の開幕日は10月8日、決勝は11月14日に埼玉スタジアム2〇〇2で行われる予定だ。

(文・写真＝多田哲平)