FW瀧朝陽(3年)と2トップを組んだ天本は33分にシュートのこぼれを押し込むと、40+4分にも右足でチームの3点目を叩き込む。47分には左からのマイナスの折り返しを流し込みハットトリック達成。49分には瀧へ出したパスがそのままゴールへ吸い込まれるおまけも付いて、初戦で4ゴールを稼ぎ出した。

 試合後「最初は点も取れなくて焦っていたんですけど、最後4点も取れて嬉しかったです」と喜んだ背番号8。「いつもどおり、"止めて蹴って賢く走る"っていうのをみんなで言っていました」と試合に臨んだと話した。

 今年のインターハイ予選では過去最高のベスト8まで勝ち進んだアサンプション。「自信になりましたし、今はもっと上の目標を立てて練習しています」と天本も自信になったと話したが、敗れた相手の金光大阪が優勝しただけに「自分たちに足りないところがあって、金光大阪はパスを出して走ってを自分たちよりやっていたので、自分たちも同じぐらい出来ればもっと互角に戦えるのかなと思います」と金光大阪との差を実感したことで課題も明確になった。

 これで中央トーナメントに進出したアサンプションは10月22日に1回戦で刀根山と対戦する事が決まった。

 天本は約一ヶ月後に始まる中央トーナメントに向けて「ベスト8を越えられるようにチーム全員で練習します!」と意気込みを語った。

 (文・写真=会田健司)

▽第102回全国高校サッカー選手権大阪予選
第102回全国高校サッカー選手権大阪予選