かえつ有明戦では攻守で働いた(写真=多田哲平)
このゴールは努力の賜物だ。塩原はもともとシュートが得意だったことに加え、高校2年次からは全体練習のあとに15分程度、たびたび自主練習をしていたという。かえつ有明戦を控えた週もほぼ毎日、シュート練習を続け感覚を磨いてきた。
「ずっと練習していたけど、試合ではまだ決めたことがなかったので、決められて嬉しかったです。自信になりました」と塩原は喜びを口にする。
塩原にとって高校最後のこの大会で、高校3年間で積み上げてきた成長を実感することがある。「シュートもそうですけど、周りがよく見えるようになってきた」のは日々のトレーニングのおかげだ。
集大成となる今大会。塩原はこれからの戦いに向けて「最後の大会なので、悔いが残らないように全力でやり切りたいです」と意気込んだ。
(文・写真=多田哲平)
▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選