明秀日立の萬場努監督(写真=古部亮)

 第102回全国高校サッカー選手権茨城予選の4回戦2日目が10月8日に行われ、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)で全国制覇を果たした明秀日立日立商が対戦。明秀日立が8-0で勝利し5回戦に駒を進めた。

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 この試合が初戦となった明秀日立は、「まずは予期せぬトラブルをおこさないように、立ち上がりはシンプルに行こう」と萬場努監督が選手たちをピッチに送り出すと、16分に先制ゴールを決めてからは、明秀日立らしく強度の高い守備から、一気にゴールを目指し大量8得点、被シュート0で夏の全国王者の貫禄をみせつけた。萬場監督は「守備陣、攻撃陣、そしてそこをうまく繋いだ中盤と狙い通りうまくいってくれた。点数が開いても集中力を切らさずにできたことが良かった」と初陣を振り返った。夏のインターハイで日本一に輝き、夏冬連覇のかかる選手権。「実力的にまだまだチャレンジャーという自覚があるので、夏冬連覇に向けて自分たちがどこまで食いついていけるかが重要。自分たちで勝ちにいく試合を毎試合やっていきたい。近年選手権では茨城県の代表権を取れていないので、まずはそこを狙いにいきます」と選手権への意気込みを口にした。

 県内最大のライバル鹿島学園は高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2023関東1部に所属し、リーグ戦でのカテゴリーでは2カテゴリー上のチーム。冬の全国切符は3年連続で鹿島学園が掴んでいる。夏冬連覇への代表権を勝ち取るために明秀日立は「挑戦」を合言葉に一戦必勝で戦って行く。

▽第102回全国高校サッカー選手権茨城予選
第102回全国高校サッカー選手権茨城予選