堀越の佐藤監督(写真=志水麗鑑)
さらに佐藤監督は、選手たちの対応力も評価。駒澤大高の戦い方は「5-4-1の守備ブロックを敷いて、あそこまで割り切って守って蹴り返すというのは見たことない」と指揮官も述べる想定外の戦術だったが――。
「後ろ5枚でがっちり守られているので、蹴り返してもダメ。後半、セカンドボールを拾ったあとに、サイドに広げてからウチが押し返せるようになった。ゲームの耐え方みたいなのも提示しましたけど、本人たちもよく分かっていましたね」
実際、守備で耐えて迎えた後半、堀越はスピーディなパスワークで相手をいなし、51分にFW9髙谷遼太(3年)が惜しいヘッドを放つ。相手GKの好セーブに弾かれて獲得したCKから、MF6渡辺隼大(2年)がヘディングで決勝ゴールを奪った。
終盤も単に逃げ切るだけではなく、カウンターで押し返すなど攻撃姿勢も見せながら時計の針を進め、1-0でタイムアップの笛を迎えた。次戦は11月5日、西が丘で日大三と対戦。準決勝の舞台では選手主体でどんなサッカーを見せてくれるのか、楽しみだ。
(文・写真=志水麗鑑)
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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選