駆け付けたサポーターに挨拶するベガルタ仙台ユースイレブン

　「立て続けに失点して、思うように行かずみんな焦ってしまって、自分がチームをまとめられなかった」「失点した後に冷静さを保てれば」とチームを立て直せなかった事に後悔の言葉を続けたキャプテン。

　それでも「シーズンが始まるまではメチャクチャ弱い代と言われていた」中で、リーグ戦で勝ち点を積み上げ「こうやって12月10日の最後まで来れた」と今年を振り返り、自分たちがやってきた事には胸を張った。

　そして「1年生の時はAチームに一回も絡めなくて凄く悔しい想いをしていて、公亮さん(木谷監督)が求めている闘争心だったり球際で強く行くところにフォーカスして自分で意識をしてやっていたら2年生から(試合に)出られるようになって、それを積み重ねてやってきて自分自身も成長できたと思うので、公亮さんに感謝したいです」とこの3年間を振り返り指揮官に感謝した。

　さらに「こうやってはるばる広島まで多くの方が来てくれて応援してくれた」と劣勢が続く中、仙台から駆けつけて最後まで応援してくれたサポーターに感謝した各務は「個人的には大学に進学するので、まずはそこで一年生からAチームに絡むのが目標。そしてプロになってまたこうやって応援してもらえるような選手になりたい」と成長してベガルタに戻ってくることを誓った。

　「最後に良い背中を見せられなかったのは残念ですが、来年は僕たちの代より出来る選手が多いので、絶対に(プレミア昇格を)成し遂げられると思います」と後輩に夢を託したキャプテン。

　6年間お世話になったクラブに別れを告げ、この悔しさを胸に各務は次のステージに歩みを進める。