市立船橋イレブン(写真=矢島公彦)

 青森山田には過去、第82回と83回大会のともに3回戦で顔を合わせ、2試合とも市立船橋が1-0で勝っていたが、今回初めて黒星をつけられた。

 OBでもある就任5年目の波多秀吾監督は悔しさを胸にしまい込み、「セットプレーや守りの強度が高く、勝ち方やゲーム運びのうまさが(代々)受け継がれている。勝負強さをリスペクトしたい」と勝った青森山田を称賛。その上で千葉県予選を3年ぶりに勝ち抜いた教え子でもある後輩を大いに称えた。

 「私たちに教えられたというより、彼ら自身で(いろいろなものを)身に付け、成長していったのは素晴らしい。誇らしく思います。太田はチームの中心であり、攻撃の組み立てもゲームをコントロールするのも彼の良さ。リーダーシップを取ってくれて感謝しかない」

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権