「古河一さんはプレスが早いので、立ち上がりは細かなことをやるというよりは、大きく前にどんどん行こう」(桑原監督)
その指示通り、霞ヶ浦は立ち上がりから古河一の背後をついて攻撃に出ていき、9分には獲得したCKから先制に成功。「得点した時間が早すぎたかな」そう感じたという指揮官だったが、「1-1になったりだとか、2-0になってもあまり動揺しないようにしよう」と選手には伝えたという。霞ヶ浦は最後まで集中力を切らすことなく試合を進め、後半に攻め込まれる場面もあったが、中央を固めて守り抜き1-0で勝ち切った。
2年連続となる関東大会に向けて「昨年は今振り返ると、出場したことが嬉しいと思ってしまっていた。実際に戦ってみると茨城県の代表として出場しているんだと感じたことが大きかった。今年はしっかりと茨城県の代表として戦うんだという気持ちを持って戦います」と力を込めた。
(文・写真=古部亮)
▽令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選
令和6年度関東高校サッカー大会茨城予選