「昨年のチームに比べて、自分たちはまだまだ力不足。だからこそ、油断とか、妥協とか、そんな意識は一切なく、もっともっと成長しなければいけないです。前回の総体では、あれだけ素晴らしい先輩たちがそろっていても優勝できませんでした。難しい大会だというのは理解しています。でも、(決勝の流経大柏戦で見せたように)みんなで力を合わせれば、何かを起こせる。僕らには市船を背負うというプライドもありますし、まずは前回のベスト8以上を目指して頑張りたいと思います」
GKギマラエス・ニコラス・ロドリゲスをはじめ、FW久保原、FW伊丹、CB岡部、MF7峯野倖(3年)、右SB2井上千陽(3年)らは前回大会の経験者たちでもある。千葉を代表して出場するだけに、秘める思いはもちろん優勝だろう。だが、あまり先を考えすぎず、総体予選で見せたように高い集中力と結束力、あふれる熱量で、一試合一試合、大事に戦っていく。それが市船スタイルの肝でもある。
7月27日、総体の開幕が待ち遠しい。
(文・写真=小室功)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選