厚木西イレブン(写真=K,NISHIYAMA)

 しかし、対戦相手の立花学園も「ハーフタイムの後半の立ち上がり、そこをしっかり。まず1点を取ろう」の指示通り、43分に試合を振り出しに戻してくる。それでも48分に「彼がリーダーシップを発揮して日常からやってくれているので、試合を決める点を取ってくれたことは私自身も嬉しいですし、キャプテンが取ってくれたことによってチームも勢いづいて『よし行こう』ってなったので、すごく大きい1点だった」と指揮官も唸らせるMF8石井凰介の勝ち越しゴールでブロック決勝進出を決めた。

 試合後、近藤監督にハーフタイムにかけた言葉の真意を尋ねると、「伝わっていたんじゃないかなと思っています。メンタル的なところがすごく大きいので(笑)。乗る時はすごく勢いもってやってくれる子どもたちなので、そこの部分に火をつけてあげたい思いであのような言葉を伝えました」と答えてくれた。そして実際にその言葉について決勝ゴールの石井に聞いてみると「あれはもう『チーム全体でやるぞ』と一つにまとまりました。自分たちのテーマである『一体感』を確認できました」と強力な後押しになったようだ。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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