令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)が7月27日に福島県内の各会場で開幕した。Jヴィレッジスタジアムでの第1試合は昌平(埼玉)が2-1で尽誠学園(香川)を下し、初戦突破を果たした。
1‐1で迎えた後半33分、セットプレーで引き離しての勝利に「勝ちきる力が付いたことは評価したいです」と昌平・玉田圭司監督。
この「勝ちきる力」という言葉にここまでチームの成長が感じられる。
今年の3月15日、玉田監督が初陣となったのがJ-VILLAGE CUP U18。会場は今回と同じJヴィレッジ。ちなみに試合は清水エスパルスユース相手に1-2で敗れる、いわばほろ苦いものだった。それも無理はなかった。ピッチに立った選手たちはおそらく監督の指示に対して、できるだけ忠実にプレーしようと思ったのだろう、どこか窮屈でどこか手探りなまま、試合が過ぎた印象だった。しかし、玉田監督は「それで大丈夫」とピッチサイドから見守り続けた。
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