1ヶ月後には萩原にとっての最初の選手権予選が始まる。「まずは試合に出ることが第一目標で、そこで試合に出てしっかりと結果を残したいです。ボールを持った1対1、以前(JY時代)は得意にしていたのですが、持った後の選択が高校になってよりスピードを求められていますし、守備のところでも1対1の球際のところがもっと強くいかなきゃと思っています。もちろんオフザボールの時の背後の抜け出しとか、ボックス内に入っていくところは得意としているので、そこはこれまで以上に活かして、その結果、サイドを崩したり、自分の長所を活かしながら得点に繋げられたら良いなと思っています」と話した。

 端正な顔立ちとスラリと伸びた手足は弥が上(いやがうえ)にも人目を引く。壁にぶち当たり、悔しさを知り、泣いて、そして笑って…そんな経験が汗や涙とともに血となり肉となって…萩原慶はこれからもっと逞しく成長を続けていくだろう。

(文・写真=西山和広)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東2部
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