日大藤沢DF布施克真

 今から11ヶ月前、DF布施克真(日大藤沢)はインドネシアの地にいた。

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 直前合宿などで高い評価を受け、U-17ワールドカップのメンバーに招集。当時U-17日本代表を率いていた森山佳郎監督も中盤と両SBに対応できる汎用性を買っており、土壇場で序列をひっくり返して日の丸を背負うことになった。だが、4試合で出場機会は“0”。フィールドープレーヤーで唯一ピッチに立てず、悔しい想いを味わった。その雪辱を晴らすべく、再び国際舞台に布施が臨んでいる。

 9月25日に幕を開けたU-20アジアカップ予選。来年5月に開催されるU-20ワールドカップの1次予選を兼ねており、日本にとって負けは許されない。4チーム総当たり方式で行われる今予選は1位になればアジアカップ出場が決まり、2位の場合は各組2位の上位5チームに入れば次のステージに進める。そうした状況下で布施はU-18日本代表の一員として8月中旬に行われたSBSカップで評価を上げ、今予選では唯一の高体連所属選手としてメンバーに選出された。

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