この試合では両チームのそんな3年生たちが、合計5得点の全てを挙げた。逃げる富士見に対し追撃の2ゴールを挙げた伊豆総合FW10中西拓也。一方、勝利を収めた富士見はMF6野村翔成がチャンスを確実にものにしてハットトリックを決めた。
そんな野村の活躍に小川昭浩監督も「彼は数少ない3年生で先発は彼1人が3年生だったので、そういう魂もあってそれを見せてくれたと思います」と笑みを浮かべた。野村自身も「結構厳しい試合だったのですが、その中でもみんなが守備を頑張ってくれた。今日はスタメン(の3年生)は自分1人だけだったので、決め切れて良かったです」と安堵の表情を浮かべた。そして「3年生なので負けたら引退なんですが、1、2年生たちが頑張って上の方まで勝ち上がったり、リーグ戦も昇格を目指しているので、その(経験の)ためにも1、2年生とみんなで飛龍戦を勝ちたい」と意気込みを口にした。
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▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選