―――次は準々決勝ですが、そこに向けての意気込みを聞かせて下さい。

原田:次は創英か隼人どっちが来るかわからないですが、もし創英だったら、関東予選でベスト16の時に負けているので、しっかりリベンジできるように1週間やって、隼人だったら隼人は日大のような結構フィジカル重視のチームなので自分たちがそこに負けないようにしっかり対応していきたいです。

桑本:創英には春1回負けてるので、しっかりリベンジ果たして次の桐光まで行ってインハイのベスト4の記録を超えれるように頑張ります。

―――どちらが来ても攻撃的なチームだと思いますが、どのような対応を考えていますか?

原田:今まで強いチームと何度もやってきたので、ヘディングとかそういうところはしっかりいつも通りやっていきたいです。チームの良いところでもある守備で前から行くところだったり、走って上げられるところだったりが、選手権だと緊張してしまって上手くできてない時があるので、そこはしっかりとやっていきたいです。

桑本:インハイで負けた後に自分たちで自主的に筋トレとかも増やして、みんな練習してきたので、次も結果を出せるように頑張りたいと思います。

 インターハイの県予選準決勝では、多くの観客が訪れた等々力陸上競技場で、東海大相模を相手に先取点を奪い主導権を握りながらも、あと一歩のところで全国を逃した相模原弥栄。インタビューの最後、キャプテンに「インハイはチャレンジャーとして挑んでベスト4まで勝ち上がりましたが、この選手権は?」と尋ねると「今もチャレンジャーです」とキッパリ。その揺るぎない気持ちをパワーに変えて、相模原弥栄はまずはニッパツをめざし、準々決勝に挑む。

(文・写真=西山和広)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選