「3年間この日のためにみんなで頑張ってきたのに、先制点を取った中で負けてしまったところが非常に悔しい。山田相手に引いて守るのではなく、前からどんどん行ってその中で点数を獲るというのは、チームの成長を感じたところでもあるんですけど」と涙を流した。
青森山田を倒すには「日常を変えていかないといけない」と、三上晃監督が以前からプリンス参入の重要性を説くなか、今季の野辺地西は県リーグ1部で1位となり、2024年12月14日~12月17日の期間に行われるプリンスリーグ東北プレーオフに出場する。戦いの舞台をプリンスリーグに移せば、東北地方の強豪校やJリーグの下部組織など、レベルの高いチームとの対戦が日常となる。
「僕たちは山田に勝つチャンスはもうないんですけど、後輩はまだある。そのベースとして来年プリンスでやるというのは必要だと思うので、絶対に今の3年生がプリンスに上げて来年に繋げてあげたい」
合言葉は「歴史を変える」。長らく続く青森山田一強時代に終止符を打つべく、成田は後輩たちにプリンスリーグ東北参入という置き土産を残す。
(文・写真=古部亮)
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▽第103回全国高校サッカー選手権青森予選
第103回全国高校サッカー選手権青森予選