ここまで関東大会の予選、リーグ戦と勝利のなかった日大藤沢相手にこの上ないステージでリベンジを果たした。
「よく耐えたなと思います。よく我慢できたなって。今までだったら多分前から行くのをやめようとか、守備のところも結構ルーズになったと思うんですけど。プレスバックもするし、カバーも行くし、もう戻れないところでも戻ってくるし。フォワードの選手が中盤までああいうのはなかったと思うんですよね今まで。それができるようになったっていうのが、ゼロで抑えられた要因じゃないですかね」と指揮官は満足気に試合を振り返った。
選手たちがここまで成長を遂げたのには訳がある。
「インターハイで帝京長岡に負けたのがやっぱり彼らにとってはすごく悔しくて。何もできなくて。そこからの成長はすごかったです」
夏の全国で0-4で帝京長岡に惨敗し、目の色が変わった選手たちは、夏に波崎で朝は砂浜を走り、午前午後で練習を積み、食トレも含めてタフさを身につけた。
「精神的にも浮ついたところがないし、地にちゃんと足ついてるし。こっちが心配して言ってることが、全然もう理解してるっていうか、大人になりつつある。凄く頼もしくなりました」
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