175cmと決して大きな身体ではないが、体幹の強さや決定力の高さを誇る小河原。加えて、キャプテン山田逞人との約束がこの日の活躍を後押しした。
「いつも自分のプレーでチームを勝利に導くという気持ちでやってます。それに今日は、(怪我で離脱中のキャプテンの山田)逞人を全国に連れて行くことを決めていて、『点を取ったら、逞人のところに行くから待ってろ』って約束をしていました」
昨年、先輩たちが泣き崩れる姿をスタンドから見て、自分たちの代は絶対笑って終われるようにしていこうと仲間と誓った小河原。「1年生の時からチームの目標が全国優勝だったので、あと1ヶ月ちょっとしか準備期間はないですが、その期間しっかりやれることをやって、全国大会に向かっていきたいです。自分自身としては、ヘディングで点を取ってチームを勝たせたいです」と抱負を述べた。
山田との約束を果たし、手にした全国切符。小河原にとって憧れの選手権がいよいよやってくる。
(文・写真=西山和広)
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▽第103回全国高校サッカー選手権山梨予選
第103回全国高校サッカー選手権山梨予選