ともに勝てば初優勝となる頂上決戦は、36分にMF沖本陸が先制ゴールを決めると、エンドが変わった後半にもMF小林晄也がダメ押しのゴールを決め、自らが期末試験と位置付けしていた選手権出場を決めた。
「いや、もう最高ですね。2011年に来た時は、こんな日が来るとは思ってもいなかったです。インターハイは7年目で勝ちましたけど、選手権になるといつも失速してたんで。でも、今年のチームのポテンシャルからするとチャンスだと思っていました。失速せずにここまで来られて、彼らの成長ぶりをすごく感じますね」と感慨深く語った有馬監督。続けて、「このチームで狙っていただけに、本当に勝てて嬉しいです。関東大会が3位、インターハイで2位。今度は優勝。『これだけの能力高い選手がいるんで負けさせる訳にはいかないな』とずっと思っていました。ちょっと今日は目から汗が出てきました(笑)」と喜びを爆発させた。
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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選