元々のポジションはボランチではあったが、守備が課題と言われ、なかなか出場機会が得られなかった乾だったが、フォワードとして起用されたプリンスリーグで得点を重ねたことで、後期のプレミアリーグWESTでスタメンの座を掴んだ。
「試合に出ていることがうれしい。1年生の時はフォワードをやってたんで、あまり苦手意識はなかったです」
元々がボランチということもあり「味方の連携が自分の持ち味」という乾。「背負うとか、ぶつかるっていうのは、あまり得意じゃない」としながらも、この日はそこから先制ゴールが生まれ、チームを全国へと導いた。
勝利の立役者は「今までこういう目立つ得点王みたいな賞を取ったことがなかったので、嬉しいですね。色んなチーム、強いチームがいっぱいいる中で、こういうことが達成できたのは光栄です」と喜んだ。
とは言え、まだまだ現在進行形で成長中の乾。
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▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
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