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試合は前半、元スペイン代表でレアル・ソシエダード(スペイン)で日本代表の久保建英とともプレーしていたシルバがモリエンテスとのコンビネーションで、左サイドを切り裂きクロスを上げるとピレスが決めて先制に成功。さらにモリエンテスのパスをシルバが流し込み追加点を奪取し、ワールドレジェンズが2点リードして前半を折り返す。
前半は押され気味だったJクラシックスだったが、選手交代を機に反撃開始。太田宏介が後半8分に左足で鮮やかに決めると、同10分には太田のクロスを李忠成が頭で突き刺し、李は弓矢を放つゴールパフォーマンスを披露。現役時代を彷彿とさせるそのゴールパフォーマンスに会場は歓喜の渦に巻き込まれた。さらにその3分後には大久保嘉人がゴールに流し込み逆転に成功。
しかし、ワールドレジェンズはカカのスルーパスを受けたハビス・サビオラ(アルゼンチン)が同点ゴールを決めると、終盤にはシルバがDF2人を個人技で翻弄。パスを受けたダヴィド・トレセゲ(フランス)が決勝ゴールを沈め勝負を決めた。
ニッパツ三ツ沢球技場に詰めかけた約7000人の観客は、試合後もサッカー界を彩ったスター選手たちに大きな拍手と歓声を送っていた。
(文・写真=古部亮)