「今年は、自分自身何か波があったり、悪い時が結構多くあって、自分らしさっていうのを見失うっていうことがあったのですが、チームに助けられたっていうことがたくさんあったので、最後で点に取って返せたので良かったです」とホッとした表情を浮かべ、笑顔を見せた。

 インターハイを終え、再開されたリーグ戦、そして選手権予選、加えて自身の進路の問題と、なかなか結果を見出せず、試合では背中の10番が揺らいで映る日々が続いた。「苦しかったですけど、監督も自分と向き合って色々話してくれたり、チームのみんなや親が支えてくれたので、いつか恩返ししたいっていう、常にそういう気持ちを持って頑張って乗り越えました」と当時を振り返る。紆余曲折はあったが、卒業後は関東大学リーグ1部所属のチームに進学予定だ。

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