古森洋一さん(写真左)

 今年の浦和ユースはリーグ戦で前期は波に乗り切れず、一時はプレーオフ進出が危ぶまれたが、後期に入ると第11節から破竹の6連勝。第17節では無敗で優勝を決めていた東京ヴェルディユースを破り、最終節までもつれた矢板中央との競り合いを得失点差で制し、最後の一枠に滑り込んだ。まだまだ未熟な高校生。そんな彼らが一年の中でも、成長を遂げていく姿を見れる。これが"ユース観戦"の醍醐味なのだ。

 「基本的にはトップチームを見ている時とスタンスは変わらないし、要求することも変わりません。ただ、子供たちなので、言っていい事といけない事は線引きしないといけない」

 プロの選手たちがプレーするトップチームを応援している時と変わらないボルテージで、時には厳しい言葉も投げかける。それでも、一種の"親心"とも呼べる感覚を持って選手たちと接する。それが古森さんのスタンスだ。

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